「アダプテーションFIREって何?」知人に聞かれたことに答えてみた!

先日、久しぶりに会った知人と話をしていたときのことです。
知人は50代の会社員。(私と同年代です。)
それなりの年収があり、会社でもそれなりの立場にいます。
ただ、子どもの学費や住宅ローンもあり、最近の物価高もなかなか厳しい状況。
仕事も忙しく、少々お疲れ気味です。
そんな知人と話をしていると、こんなことを聞かれました。
会社員、辞めたんだよね?
Q:かずきびさんは、会社員辞めたんだよね? うらやましいけど、俺にはそんな勇気ないわ。よく踏み切ったよね?
いやいや。
別に、かっこよく勇気を出して踏み切ったわけではありませんよ。
私はうつ病になって、それまでと同じように会社員として働き続けるのが難しくなりました。
だから、仕方なく今の道になっただけです。
それに、たくさん貯金があって会社を辞めたわけでもありません。
完全FIREできるような資産があって、
「よし、今日から働かなくても大丈夫!」
と会社を辞めたわけではないのです。
そんな話をしているうちに、FIREやセミリタイアの話になりました。
FIREとセミリタイアって何が違うの?
Q:FIREとセミリタイアって何が違うの?
完全に仕事を辞めて、資産収入などで生活するのがFIRE。
それに対して、完全にはリタイアせず、仕事を残している状態がセミリタイア。
私はそんな感じで捉えています。
厳密な定義はいろいろあると思いますが、ざっくり言えば、
「もう働かない」のか。
「働く量を減らす」のか。
そんな違いでしょうか。
じゃあ、かずきびさんはセミリタイア?
Q:ということは、今はセミリタイアしてるの?
はい。
私は今、だいたい週3日くらいコンサル仕事をしています。
会社員だった頃のように、月曜日から金曜日まで毎日働く生活(いや土日も働いていたかな…)ではありません。
それでやっていけるの?
Q:週3日ワークで生活できるの?
今のところは、なんとかやっています。
ただ、私の場合は「週3日ワーク」と決めているわけでもありません。
うつ病で体調が悪いときは、週1日や週2日に落とすこともあります。
逆に、体調がよくて仕事もできそうなら、週3日や週4日働くこともあります。
会社員のように、
「平日は仕事。週5日勤務」
と固定するのではなく、そのときの体調や状況に合わせて働く量を変える。
この働き方が、自分には合っているように思います。
でも、週1日ワークで生活できるの?
Q:週1日しか働かなかったら、さすがに生活できないんじゃない?
もちろん、週1日の仕事の収入だけで、ずっと生活しているわけではありません。
私の場合は、本業としてのコンサルタント収入があります。
不動産からの家賃収入もあります。
持病もあり、障害年金3級も受給しています。
さらに、プライベートカンパニーを持つことで、個人と法人を合わせたキャッシュフローの最適化もしています。
つまり、一つの給料だけで生活を支える構造ではありません。
いくつかの収入源や仕組みを組み合わせているので、仕事を減らさなければならない時期があっても、すぐにすべての収入がなくなるわけではありません。
逆に、働けるときには仕事を増やすこともできます。
週4日働いたら、セミリタイアじゃないのでは?
ここで知人から、こんな質問をされました。
Q:でも、週4日も働いたら、もうセミリタイアとは言えないんじゃない?
たしかに。
「セミリタイア=あまり働かない生活」
と考えれば、週4日は働きすぎに見えるかもしれません。
でも、私は「週3日を守ること」を目的にしているわけではありません。
週1日でも週2日でも週3日でもいいんです。
必要なら週4日でもOK。
大切なのは、週何日働くかではなく、自分の状態や環境に応じて、働く量を変えられることだと思っています。
私は、この考え方を「アダプテーションFIRE」と呼んでいます。
アダプテーションFIREって何?
Q:アダプテーションFIRE?
「Adaptation」は、適応という意味です。
一般的なFIREというと、
資産をつくる
↓
仕事を辞める
↓
資産収入で暮らす
というイメージが強いと思います。
でも、人生はそんなにきれいに進みません。
元気なときもあれば、体調を崩すときもあります。
仕事がたくさんあるときもあれば、少ないときもあります。
家族の事情も変わります。物価も変わります。
年齢とともに、自分自身も変わっていきます。
だったら、
「もう働かない」
「週3日しか働かない」
と最初から固定する必要もないのではないか。
働けるときには働く。
しんどいときには減らす。
必要なら、また増やす。
その変化を可能にするだけの収入源や資産、仕事の選択肢を持っておく。
そして、人生の状況に合わせて働き方を変えていく。
それが、私の考える「アダプテーションFIRE」です。
FIREすることより、変えられること
週1日ならFIRE。
週3日ならセミリタイア。
週4日なら普通に働いている。
私は、そんなふうに線を引く必要はないと思っています。
重要なのは、週何日働いているかではありません。
自分で働く量を変えられること。
今の私にとっては、その状態そのものが、一つの自由なのだと思っています。

